ジャムを作るのが大好きです。

よく晴れた穏やかな日に、窓辺でジャムをコトコト煮ていると
あ~ 幸せだな~ って思います。

多分、いろんな大好きなことの中でも特別に好きな時間。

プラムジャムとパン.jpg

私とジャム作りとの出会いは小学生のころです。

毎年、春になると家の畑で苺が実りました。

露地(土で屋根も囲いもないところ)で作っていたので、ほとんど野生に近いもの。

お店で売ってるみたいに、ぴかぴかの大きな苺なんてありません。

みんな小さかったし、雨にあたって泥はねがついていたり虫にちょこっと食べられていたり。

赤くなるのを待っておいしそうなのから摘んで食べるのだけど、形が歪んでいたり、虫食いだったりする 「カス」の苺が沢山ありました。

母は、そんな苺を鍋にいっぱい入れて、コトコトとジャムを作ります。

焦がさないように木ベラでかき混ぜるのは私の仕事。

くるくると忙しく働きまわるのが好きな母には、ジャム作りはたぶん苦手な仕事だったんじゃないかと思います。

「こがさないようにね」って、

いつだって遠くから声だけかけて他の仕事をしていたもの。

苺の収穫が5月頃だったので、いつもジャムを作るのは、気持ちよく晴れた穏やかな日だったように記憶しています。

あま~い苺のおいしい香りと、ルビーのような美しさ。新緑のさわやかな風と光。

「あ~ 気持ちいい  幸せだな~」

子供ごころに感じたあの感覚。

何十年も経った今でも、ジャムを作ると必ず同じ気持ちになれるのは不思議ですね。

田舎に育ったからこそ楽しめたジャム作り。

苺、杏、ブルーベリー、りんご

今でもほとんど一年中、実家で収穫したり、叔母からもらったりした果物を使って、何かしらのジャムを作って楽しんでいます。

2017.4.12 加筆